こんにちは。れいじです。
2019/12/14-15に開催されたHackDay2019に参加して、UI/UX賞を受賞しました。
HackDayそのものについては公式サイトを御覧ください↓
何を作ったのか
刺繍の図案をフリーハンドで作れるPC用Webアプリケーション「EMBLE」をつくりました。
HackID:73 CANDY CHUPS Labはオリジナル図案の刺繍を楽しむことができるアプリ「EMBLE」を開発しました。お絵かき感覚で刺繍図案を作成・ブラザーの刺繍用ミシンで縫うことができますよ!#HackDay2019 #つくるってたのしいね pic.twitter.com/1cCY6wCoJH
— れいじ@10/22~vvvv本発売 (@reiji1020) 2019年12月15日
カバーステッチにも対応していて、光沢のある立体刺繍も可能です。
当日の発表はニコ生、YoutubeLiveで配信されてました。アーカイブもあるので見てください
にこ
つべ
ここがすごいぞEMBLE その1 作業はシンプルなのに完成品のクオリティがすごい
今回開発で使用したのはSurface Laptopなのですが、こいつは画面がタッチパネルになっているので「お絵かき感覚で刺繍の図案が描ける」という動作がより簡単に感じられるようになっています。
本当はサーフェスペンとか買えばよかったし、実際に買いに行こwと思っていたのですが、完徹開けの体と極寒の秋葉原の環境にはキツかった。南無。
展示会では審査員長の藤門さんやUI/UX賞審査員の細見さん含め本当に色んな方々に作品を見ていただき、「これは売れる」「ほしい」「刺しゅうやってみたい」と嬉しい感想をたくさんいただきました。
ここがすごいぞEMBLE その2 視聴者投票「これ好き!」100%達成
ニコニコ生放送では、発表した作品に対して「これ好き!」「ぼちぼち」の2択アンケートがあり、視聴者も一緒に作品の審査が可能です。
今回は4万人ほどの視聴者を集めたニコ生ですが、このアンケートで「これ好き!」投票率100%を達成しました。
マジでした、唯一100%だったらしいです https://t.co/l3wnsFIOGs pic.twitter.com/fkVW5qQwAm
— れいじ@10/22~vvvv本発売 (@reiji1020) 2019年12月16日
投票していただいた皆さん、本当にありがとうございました!どこかで会うことがあったら握手させてください
ここがすごいぞEMBLE その3 刺しゅうやったことない人に興味を持ってもらえた
私、というかCANDY CHUPS Labは昨今ハンドメイドネタでハッカソンイベントへ参加しているのですが、まぁ大体動機がドマイナーです。今回HackDayに参加された方や、HackDayの生放送を見ていた方の中で刺しゅうに興味がある人って1割~2割くらいじゃないかなって思ってました。
それでも、(刺繍ミシンや刺繍ミシン用ソフトへの興味が先行したとしても)「こういうのがあるなら刺しゅうやってみたいなあ!」「こういう機能があったら○○なことができて最高ですね!」などなどたくさんお話をしていただきました。中にはブラザーさんに持っていかないんですか?と真剣に考えてくれる方もいました。
CANDY CHUPS Labはハンドメイドアクセサリーブランドも展開しているので、こういうハンドメイドへの興味を持ってくれる方をどんどん増やせたことはとても嬉しいです。
技術トレンドを追うか、「好き」を追求するか
ハッカソンイベントで「その時の技術トレンド」がわかるといっても過言でないです。今年は画像認識系・機械学習系の作品が非常に多かったし、実際にそういった技術を使ってるチームが賞をもらっていました。
対してCANDY CHUPS Labは画像処理も機械学習もやってません。メンバーが2人なので、機械学習やってたら24時間経ってた!ってなりそうで怖くて手が出せてないです。大学で機械学習と画像処理やりすぎて若干アレルギー気味とかそういう説もあります、自分に限り。
これは唐突な自分語りですが、「人と被る」のが嫌で、人と被らないファッションをしたり、小物を使ったりすることが好きです。HackDay当日も目立つファッションをしていました。
流行りの服とか色とか、毎年いろんなファッションリーダーがいろんなこと言って流行りを作るのと一緒で、技術トレンドもそうやって作られていくんだと思います。課題トレンドも同じかも。
CANDY CHUPS Labは、「CANDY CHUPS Lab」じゃないと考えつかないアイデアで勝負するスタイルです。これまでも、これからも、多分トレンドとは正反対の方向を向いて活動していくんだと思います。
今の所、作ってて楽しいのは「ハンドメイド」を絡めたプロダクトなので、社内ハッカソンでもOpenHackDayでも、しばらくこの方向でやっていきたいです。トレンドに沿ったスゴイ技術は使わないかもしれないけど、ハンドメイドやってる人もやってない人も「使ってみたい」「これ好き!」と思わせるような体験を作り出せるように頑張りたいです。
「……」
「そうスね」
「でもまぁ…自分の着たい服着る方が 一億倍気持ちいいんスよ」
(常喜寝太郎作「着たい服がある」1巻 44Pより引用)
今後の展開について
あんまりまだよく考えられてないです。HackDay主催会社に所属するしがないエンジニャンなので、技術提携とか提供みたいなイベントが発生したら会社が手助けしてくれたら嬉しいです(適当)。もうひとりのメンバー(@dorako321)はビジネス的な知識がありますが、私はあんまり無いのでなんかこう・・・難しいのは・・・いい感じに・・・
手芸関連のプロダクトはこれまで作ってきたものが色々あるのでいろんなハンドメイドメーカーさんとあれこれやりたいですね。こういうのってどうやって声かければいいんでしょうね(ポンコツ)
露骨な宣伝
当日はよく「その服もご自身で作られたんですか?」と聞かれたんですが、割とあたらずもとおからずって感じで、実はアクセサリーのデザインもやってます
CANDY CHUPS Lab名義でオリジナルハンドメイドアクセサリーブランドを展開しているので、こっちも見てね
ではでは!
※余談
イベントで着ていた服について自作ですか?と質問を受けることが多かったので当日身に付けていたものを記しておきます
スカート:AtelierPierrot カマーベルトシフォンジャンパースカート(アイボリー) https://atelier-pierrot.shop-pro.jp/?pid=139523283
ブラウス: ALICE and the PIRATES https://babyssb.shop/category/select/cid/344/pid/9586
ソックス: ALICE and the PIRATES https://babyssb.shop/category/select/cid/353/pid/10541
ヘッドドレス(開発中しかつけてなかったかも): atelier beatrice Magic line ボンネットカチューシャ 白 https://atelier-pierrot.jp/pg414842.html
バレッタ(発表中につけてたやつ):自作
ネックレス:自作
コート:Sheglit “Gretel”ショートケープコート https://www.wunderwelt.jp/fleur/products/m-03591
ブローチ:WEISS(ワイス)※ヴィンテージ品 https://vintage-deco.com/shop/weiss-antique-costumejewelry-ginza-181217.html
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