こんにちは、れいじです。
昨年12月15-16日に行われた「HackDay2018」に参加していました。
今回は助っ人として機械学習エンジニアをメンバーに迎え、3人でハッカソンに取り組みました。
結果は受賞ならずといったところでしたが、シンプルながらビジネス展開もできそうなサービスが作れたこと、審査員コメントで「すぐにサービスとしてリリースができそう」といったものが目立っていたことから、自分たちが作ったサービスも早めにローンチしてみようということで年末にいろいろ動いておりました。
何を作ったのか
「ASYMER(あしめあ)」というWebサービスを作りました。
片方だけ無くしてしまったイヤリングやピアスをアシンメトリデザインのアクセサリーとして蘇らせるサービスで、スマートフォンで撮影したアクセサリーの画像を元に、色調やモチーフ検出を行うことでピッタリのアシンメトリーデザインをサジェストします。
材料をすべて手芸店で購入可能なので、ハンドメイドが好きな人はレシピをもとに自作することができます。
もちろんオーダーメイドも可能で、手頃な価格から自分だけのアクセサリーを手に入れることができる・・・といった内容です。
こちらHackDayで開発して、12月20日頃からリリースに向けて準備して、1月2日でめでたくリリースと相成りました。
昨年Hackday #hackdayjp で制作した「ASYMER」をリリースしました!https://t.co/YFqOn2GaQv
— れいじ@10/22~vvvv本発売 (@reiji1020) 2019年1月2日
片方だけなくしたイヤリング、デザインに飽きてしまったピアスをアシンメトリーなアクセサリーとして生まれ変わらせるサービスです!気に入ったらそのままオーダーメイドもできます #つくるってたのしいね
ASYMERを使用すれば、画像のようなアシンメトリーなピアスやイヤリングを作成する事ができます(左:入力されたピアス・右:左のピアスを元にASYMERが提案したデザインとカラーで作成したピアス)。
— れいじ@10/22~vvvv本発売 (@reiji1020) 2019年1月2日
今後いろんなテイストのデザインやパーツをどんどん追加していく予定です!https://t.co/YFqOn2GaQv pic.twitter.com/Zq0blE4kQM
リリースするにあたって
UIについて
HackDay後に31日か1日に出そうという話をしていたので、ほぼ2週間ないくらいでリリースまでこぎつける必要がありました。なんでこの時期に出したかったかというと、年末年始でローンチすれば何かとインパクトあるんじゃないかと思ったからです。
HackDayで作ったUIをそのままAWSに乗せてリリースするという方向性もあったのですが、全てReactでフルスクラッチで書き直しています。デザインも(ロゴ等を除き)すべて刷新を行いました。
技術選定については完全に「自分たちができる技術」を使うことにしました。ライブラリの選定諸々は少し冒険しましたが、本業がフロントエンジニアで、Reactを使った仕事をしていることもあり、特に何を話し合うわけでもなくReactでやろうといった感じになりました。
決済について
本サービスではオーダーメイドサービスを取り扱っているので、金銭のやり取りが発生します。まだ無名のサービスですし、我々自体もまぁ無名なので独自の決済形式ってやっぱり不安がある。リリースまでの時間もまぁ短いし。
ということで実際の商品注文に関してはBASEに寄せることにしました。
ASYMERが担当するのはあくまでアクセサリーのデザインとパーツのサジェストだけで、あとの注文に関するやり取りは外部サービスに任せちゃおうと。
BASEでは取引に手数料がかかるので、売上金額の数%はBASE側に持っていかれてしまうのですが、逆に「その数%払えば金銭周りのリスクが回避できるならまぁいいかー」ということでこういう形にしています。もしサービスが成長してきたらちゃんとPaypalなり何なり使うかもしれないです。。。
あとはハンドメイド作家の販売ツールとしてBASEがかなり一般的なサービスであることも選択した理由の一つです。一点物アクセサリーを購入したり、あるいは好きなアーティスト、クリエイターのグッズを買うためにBASEを使用したことがある方はそんなに少なくはなさそうでした。
ASYMERに関しては、ある程度の期間までは購入する人が知ってるサービスを使うことで、注文への心理的不安が軽減できればいいのかな、と思っています。
セキュリティについて
投げ銭サービス「Osushi」、開設直後にセキュリティなど不具合露見 運営は一時停止のうえ全額返金対応 - ねとらぼ
ちょうど昨年の2月にセキュリティ面に問題があって騒がれたサービスがあって
https://speakerdeck.com/shibe97/osushinijian-ruhurontoendofalsesekiyuritei?slide=8
「早く世に出して仮説検証したかった」というのが先行しすぎた結果諸々炎上しちゃったという例があります。
やっぱり自分で作ってるうちは気づかないんですよね、こういうの。とくにクレジットカードの扱いとかは本当に怖いです。まだまだ自分は未熟だし、このあたり自分で実装できる気がしない。
さいごに
今後はデザインや使用パーツを増やしたりして、様々なテイストのピアスやイヤリングが入力されてもピッタリのデザインを提案できるようにデータの数を増やして行きたいと思っています。
また、材料の購入元であるパーツクラブさんや貴和製作所さんともコラボして新作パーツを使用したデザインの考案などもできたらいいなあと思っています。持ち込みするのめっちゃ緊張するけど・・・
シンプルですが、オシャレなサービスが作れたんじゃないかと思っています。
ぜひ使ってみてもらえればと思います。
ではでは~