この記事はMicrosoft Azure Advent Calendarの9日目の記事です.
こんにちは,れいじです.
私は日頃から,というかWebページを作るときはAzureを利用しています.
この記事では,Web開発を始めてみたいビギナーの方や学生の方を対象にした「Azureはいいぞ」な所を紹介していこうと思います.
Azureはいいぞ
Azureとは何ぞや,という事については恐らくほかの方々が丁寧に解説されていると思いますので,簡単に説明をさせていただきます.
AzureとはMicrosoft社が提供するクラウドプラットフォームです.通常,自分の作ったWebサービスやブログをWeb上で公開したい!と思ったらWebサーバを用意し,OSをインストールし…と様々な前準備がいるものです.しかしAzureでは簡単なWebページから大規模Webサービスを構築するための基本的な環境をまるっと提供しており,誰もが簡単にWebサービス(ページ)を公開できます.
よく似たサービスとしてAWSやさくらのクラウドがありますが,こちらはサーバーの構成要素(CPUとかストレージとか)を貸し出してくれます.貸し出しを受けたサーバーには,利用者がOSやミドルウェアを自由にインストールすることが出来ます.サーバーの使用用途の自由度は上がりますが,セキュリティパッチなどを自分であてたり,ミドルウェアの更新を自分で行わなければなりません.(IaaSといいます)
これに比べAzureは,ミドルウェアやOSを利用者が選択することはできませんが(使用用途に応じてMicrosoft側がOSやミドルウェアを選択して管理する),とりあえずWebサービスを公開したい,ホームページを作ってみたいという利用者にとっては面倒なサーバー管理の必要がなく,とてもおすすめできるサービスとなっております.(PaaSといいます)
選べるデプロイツール
Webページを公開するためには,Azure上にhtmlファイルやcssファイルなどのサイトを構成するファイルをアップロードしなければいけません.
大学の授業やホームページ作成の教科書などを見ると,FTPなどのファイル転送プロトコルを使用してサーバー上にファイルをアップロードしてます.
もちろんAzureもFTPでファイルをアップロードすることができますが,他にも多くのアップロード方法に対応しています!
昔はVisual Studioで頑張ってデプロイしていたこともありましたが,慣れるとGitHubやbitbucketなどのソースコード管理サービスを利用したデプロイ方法が便利です.
ソースコード管理システム?そんなの知らないよ!FTP転送なんていうのもよくわからない!という方にオススメなのがOnedriveやdropboxを利用したデプロイです.
FTPだとファイルを更新するたびにAzureへ送らなければいけませんが,クラウドストレージサービスを利用していると,指定フォルダの中のファイルを更新するだけでWeb上にもきちんと反映してくれます.この辺りに関しては以前に記事を書いておりますので,こちらをどうぞ.
お試し利用も可能
いざAzureを利用しようとしたときに気になるのはお値段ですね.はっきり言って構成によってはIaaSよりも値段が高くなることがあります.使い心地もよくわかってないのにいきなり高額のお金を出すのはちょっと…と悩みますよね.
Azureではより高度な処理を実現できる有償プランの他に無償で利用できるリソースがあり,無償枠の範囲内であれば初期費用0円で使い倒すことが出来ます.
しかも20500円のクレジット付き.
無償で提供されるリソースは簡単なWebページを公開するくらいであれば十分事足りるくらいの量です.ビュー数の多いWebサービスの構築には少し物足りないかな?といったくらいでしょうか.
個人がWeb開発の勉強をする用途としてはまさにうってつけのサービスだと思います.
つくったもの
折角なので私がAzureを使用して公開している簡単なWebページを紹介しておこうと思います.
http://vj-cardboard.azurewebsites.net/
http://candychupslab.azurewebsites.net/index.html
おわりに
HTMLやJSの勉強はあらかたしてしまったな~と感じている方,これを機会にAzureでWebページを作成・公開してみませんか?
ではでは~