こんにちは,れいじです.
以前Raspberry Piで作ったWebAPIサーバと接続して,現時点の降水強度を表示するデバイスを作りました.
用意するもの
LattePanda 4GB/64GB
メモリ4GB,ストレージ64GBでWindows10が載った小型PCです.vvvvはWindows上でしか動作しないので,これを使って小型サイネージを作成します.
Lattepanda用散熱ファン
Lattepandaは熱を発しやすいので熱を放出してあげないと熱暴走でシャットダウンしたりします.通常使いの場合はヒートシンクでも十分ですが(所説あり),今回はvvvvを連続で動作させるため通常時よりも高い発熱が予想されます.ファンを付ければ急なシャットダウンのリスクを軽減することができます.
ケース
木製のケースです.中国の組み木の技術を使っているそうで,一見するとかなり簡素な作りに見えますが頑丈です.通気口もきちんとあるので,中に熱がこもるなどの心配もありませんでした.
ファンを取り付けたら下蓋が閉じなくなった
7インチIPSディスプレイ
LattePanda用の7インチディスプレイです.解像度が高く,IoTデバイス用のディスプレイの中では安価なのに満足度が高い商品でした.かなり薄いので,強く摘まんだら割れそうで怖い…
本当はスタンドみたいなのに入れたほうがいいと思うんですが,PC化ケースがめっちゃ高いんすよね…
パッチ
API接続側
基本的にAPI関連はHTTPGet/Postノードを使うとよしなな感じでデータの送受信が可能です.念のためRenderer(TTY)でデバッグ画面も表示しています.
GetElementを使用すれば,APIの各要素(Data,Rainfall...)にアクセスし,情報の取得ができます.今回は現時点~60分後までの予報情報が返ってくるので,7つのSliceを持つSpreadを返却するようにしています.
ディスプレイ側
Particleやら3Dオブジェクトやらを駆使すると確実に熱暴走でシャットダウンするので,表示部分は軽めに作りました.
降水強度によって背景色が変化します.
7インチといってもやはり画面の大きさは限られていますので,現時点の降水強度を表示するだけにとどめています(予測値まで表示すると画面がごちゃごちゃ…)
vvvvでおうちデジタルサイネージ作ってる.本当はゲリラ豪雨の時期に完成させたかった… #vvvv pic.twitter.com/YxyWG2EKYG
— れいじ@10/22~vvvv本発売 (@reiji1020) 2018年10月9日
ラズパイゼロで作ったWebAPIサーバに1分おきにリクエストしに行って最新の降水情報を得る仕組み
— れいじ@10/22~vvvv本発売 (@reiji1020) 2018年10月9日
天気が良すぎて降水強度のデータが降ってこないので雨降りそうな時に再デバッグする
有料フォントがLattepandaに入ってないせいでフォントがダサい問題があるけど、小型ディスプレイに移すとサイネージ感ある。実は降水強度が上がると背景色が青色に近づいていくのだけど、これもリアル天候に左右されるのでテスト待ち #vvvv pic.twitter.com/cF1OyEROet
— れいじ@10/22~vvvv本発売 (@reiji1020) 2018年10月9日
結構ファンの音がうるさいのでベッドサイドに設置するのはやめました.あ,ヒートシンクで冷却賄うなら静音だけどやっぱりシャットダウンが怖いです.
家には掛け時計がないので,時間が表示されているのもポイント高いです.
Lattepandaのハイエンドモデルを買えばもうちょっとリッチな表現も可能になりそうです.
ではでは~