モノクロタイム

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Gitbookで技術書もどきを作って頒布した時の話+技術書典4にサークル参加します

こんにちは,れいじです.

先日Yahoo Japan Tech Conferenceの展示ブースでHackDay10th Anniversaryで作ったShakeを展示してきました.

techconference.yahoo.co.jp

Shakeについては以下をどうぞ

reiji1020.hatenablog.com

Yahoo Japan Tech Conferenceはヤフー株式会社主催の技術カンファで,主にヤフーで使われている技術やプロジェクト運用,ヤフーでの働き方などを紹介しました.

このカンファレンスに展示側で参加しておりまして,Shakeの紹介とともにvvvvの紹介本を作成して頒布しておりました.

このvvvvの薄い本はgitbookを使用して作成したのですが,色々と苦戦した場面があったのでまとめておこうと思います.

www.gitbook.com

(以前大学で講師をしたときもGitbookを使用してテキストを作成していました)

reiji1020.hatenablog.com

Gitbookで印刷も可能な電子書籍を作る

GitbookはMarkDown形式でドキュメントを執筆できる便利ツールで,技術書をGitbookで作るためのTipsも出ています.

www.gitbook.com

ここがすごいよGitBook

まずMarkdownで書けるところがよいです.必要な機能だけしかないし,コードを載せる際にもシンタックスハイライトが効くので,技術書にはぴったりだと思います. 特にはてなブログやQiitaなどで技術発信をしている方は,執筆の技術的な学習コストがゼロで始められるので良いです.

画像埋め込みも簡単で,GitBook Editorを使用している場合だとEditorにドラッグアンドドロップするだけで画像を入れ込むことができます.

ここがつらいよGitBook

Gitbookは知らぬ間に機能がなくなっているor追加されているor場所が移動しているなどのアップデートが入ります.正直ついていくのがきついです(老人)

さらにGitBookで技術書を書く場合,印刷できる体裁に整えたりフォントの埋め込みをするためにTeXを触る必要があるのですが,そもそもTeXなんて触りたくないという気持ちのほうが大きいです.これは個人的な感想なのですが,そもそもTeXに慣れていないので(卒論・修論はWordで書いた),TeXを学ぶのがきついというところがあります.執筆に学習コストをかけたくないんです.

もともとはWeb上で閲覧できるドキュメントを作成するものなので,紙に印刷する前提のページレイアウトが不可能です.段組みとかもってのほかです.Markdownで表現できるページレイアウトはできるけど,逆を返せばMarkDownでできないことはGitBookでもできないということです.

どうすればよかったのか

今回私が作成したvvvvの薄い本は,

  • コードを載せる場面がほとんどない
  • どっちかというとスクショが多い
  • ゆえにページ量が多くなった

ので,GitBookで作るには適さなかったという面も大きかったんだと思います.執筆に関する学習コストをかけたくなく,Wordおばさんであった私の場合はWordで作るのが適切だったのかもしれません.

ということで

2018年4月22日(日)に開催される技術書典4に「CANDY CHUPS Lab.」のサークル名で参加することになりました.

techbookfest.org

vvvvの薄い本(完成版)やsvgメディアアートを作る本,CANDY CHUPS Lab.ロゴ缶バッヂなど様々なものを作って持っていく予定です.

今回の反省を生かして,よりよい本を作る予定です.

よろしくお願いします!