モノクロタイム

I'm from the future!

プログラミング教育っぽい本を読んだ

こんにちは,れいじです.名古屋に来ています.

先日,このような本を見つけたので購入し読んでみました.

アイディアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう

アイディアを実現させる最高のツール プログラミングをはじめよう

私自身はプログラミングを初めてもう10数年になりますので,今更「プログラミングを始めよう」なんて本は読む必要がないのですが・・・笑

なんで買ったの

現在私は院生の分際でゼミ生向けにプログラミングの講義を行っています.B2のゼミなので,卒業までにもう一度配属するゼミを変えることができます.

男子学生は元々経験のある学生が来たり,あるいは少しヒントをあげると問題を解決するのですが,女子学生はプログラミングが苦手だったり,プログラミングの授業を取ってない学生が配属されたりします.

そういった中で,「自ら考え」「自分だけのプログラムを作る」という所謂「プログラミングの醍醐味」まで味わわせる事は非常に大変です.プログラミングを教える教員はプログラミングの意味や楽しさを説くことはしません.テキストを読み,配列やポインタの使い方だけを示し,つまらない課題を与えて講義は終了です.

仕方のないことだとわかっていても,やはり勿体ないなと思います.

目的の全く見えないプログラミングの授業でサンプルコードをコピペして動かすことしかできない学生を量産するくらいなら,ウチのゼミに配属された学生だけでもプログラミングの面白さをわかってもらいたいと思い,これからプログラミングを始めたいと思っている人用に出された本を購入してみました.

読んだ感想

当時はわからないことがあるということが許せず,人に教えてもらったり自分で調べたりして理解しようと努めましたが,わかったようなわからないような・・・.

実は,こういう小難しい概念は,はじめは無理に理解する必要はありません.

全くその通りだと思います.

そしてこれ,私も授業の冒頭で話をしていました.

現行のプログラミング教育の悪い点は動機付けが全くされていないことにあります.何のために学ぶのか?これを学ぶことで何が出来るのか?全くビジョンが見えません.暗闇の中,あてもなくさまよう事と同じです.

「こういうものをみんなで作っていこう!」「そのためにこういったプログラムを書いていこう!」「このプログラムを作るためには,こう書けばオッケー!」ぐらいの説明がかえってわかりやすかったりするのかなーと思います.

プログラミングが私たちの妄想をコンピュータを使って叶えてくれる格好のツールなのです.

プログラミングをする意義のことです.コレを作るにはどういったツールが必要か?ライブラリは?ハードウェアは?と,モノを実装するときは様々な課題が見えてきます.これを一つ一つクリアしてようやくひとつのプログラムが完成しますが,プログラミングが苦手な学生はひとつひとつ課題をクリアしていくことが既に面倒に感じるようです.

これもやはり目的なきプログラミング教育の弊害だと思います.何を作るかもわからないのに,「これをつかうのでincludeして」「リンカ設定して」なんて指示されても面倒以外の何者でもありません.「○○をしたいからこれを使うんだよ」「他にも○○を使うとこんなことができるようになるよ」という一言を追加することで,面倒な作業が必要な工程の一種に変わると思います.

インタラクティブアートに関する記述もありました.デザインをすることが好きだったり,絵を描くことが好きな子はプログラミングでインタラクティブアートを作ってみよう,的な.インタラクティブアートがプログラミング教育に向く理由はその場で確認が出来ることです.自分が書いたコードが自由自在に動く様を観ることが出来,かつ見て楽しいもの,わくわくするものだとなお良し.

自分の書いたコードが動いている様子をビジュアル的に確認できることはプログラミングを楽しむ上でとても重要な事だと思います.足し算をしたり引き算をして,結果をコンソールに表示するだけのプログラムなんて書いててもつまらないと思います(いや,大切ではあるけど・・・)

実際に動くコードを書かせて遊ばせることは大学の講義でも一緒だと思っていて,例えばUSBカメラで室内を撮影するだけのプログラムであっても,画面に自分の顔が写ると学生は笑います.プログラムは,学生のレベルに合わせて穴埋めにしたり写経形式にしたりと様々なやり方があると思いますが,私個人としてはまず基本的なコードは写経させ,練習問題で穴埋め形式のプログラムを提供すると良いかと思っています.

あとサンプルコードの掲載方法が斬新でした.こんなん見た事ねぇ!と吹き出しました.笑

余談

教員志望でもないし,実際の教員のあれこれを見ていると絶対大学教員にはならないぞ!と思っているのですが,ゼミ生にプログラミングを教えたりこんな本を買ったり読んだり考察しているおかげで,某就活サイトの「あなたに向いている職業」ナンバー1に大学教員・研究員が選ばれましたどうもありがとうございました(しろめ

というか女優じゃないし慶応卒でもないけど,私も女子大生プログラマなのでこんな感じの本出したいです.

ではでは〜