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【VisualStudio2015】VS2015でPILを使う

こんにちは,れいじです.

先日Visual Studio 2015 Communityがリリースされましたね.

www.microsoft.com

Pythonの実行環境としてjupyterを使用していましたが,Visual StudioでのPython開発が一層捗るといった記事を見つけて,思い切って乗り換えることにしました.

私はPythonで画像処理プログラムをサッと書いてデータの準備をしてCaffeに食べさせる~みたいなことをしているので,PILを使用しています.

PILはPython Imaging Libraryの略で,Pythonで画像を扱うときにとても便利なパッケージです.

画像を切り抜いたりとか,変形させたりとかそう大して難しくない処理を行う時はC++OpenCVを使うよりも手軽ではないかと思います.

IDLEやjupyterはpipで落としてきたパッケージをそのままimportして使えるのでわかりやすいのですが,Visual Studioはそう簡単にいかなくて,Python Tools for Visual Studioを使ってパッケージを持ってこなければいけません.

VSのPythonのページ(https://www.visualstudio.com/ja-jp/features/python-vs.aspx)にはライブラリを持ってくるのも簡単!というふうに書いてるけど,Visual Studioは高機能故にどこからパッケージを持ってくるのかわかりません.

ということで,まとめました.

Visual Studio2015をインストールする

Visual Studio 2022 Community Edition – Download Latest Free Version

「Community 2015のダウンロード」というボタンをクリックして,Visual Studio2015をダウンロードします.

Visual Studio2015をインストールする際は標準インストールではなくカスタムインストールを選択し,必ずPython Tools for Visual Studioをインストールするようにチェックを入れて下さい

Pythonプロジェクトを作る

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言語はPythonを選択し,作るプログラムの種類はPython Applicationを選択します.

PILをダウンロードする

所謂コンソールで動作させるタイプのプログラムです.

プロジェクトが生成されたら,早速PILをインポートします.

[ツール->[Python Tools]->[Python Environments]を選択します.

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すると,Pythonのパッケージをダウンロードすることができるウィンドウが出てきます.

人によってウィンドウが出る場所が小さかったり大きかったりするので,必要に応じて拡大縮小して下さい.

なお,Visual Studio2015で扱えるPythonのバージョンは標準で3.4に設定されています.2.x系を使用している人は,別途バージョンを設定し直す必要があるようです.

私は3.x系でも問題なく開発ができますので,そのまま3.4系のPILを使います.

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PILを使ったプログラムを書くことが出来るようになりました!

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画像に書いてあるのは読み込んだ画像をグレースケールにして保存するだけのプログラムです.

使い方がわかるとすごく便利なので,これからはC++ともどもVisual Studioにお世話になろうと思っています.

同じような手順でpylabやnumpy,scipyもダウンロードできるので,結構ガッツリめのプログラムも組めますよ.

ではでは~